2010年04月13日
その人の最期とあの人のそれから
その人は車に乗っています。
キキィーッ(ブレーキ音)・・・ガチャン(衝突音)。
その人は車の中に下半身を挟まれて取り残されました。
気が張っているからでしょう、その人は不思議に痛みを感じていません。
しかし、挟まれている下半身には車の鉄板が食い込んでおり、たくさんの出血をしています。
その人は「助けて欲しい」と思っています。
「自分は助かるのだ」と信じたいのですが・・・その希望はやがて
消えていき、次第に「それ以外のことを考えなければいけない事がある」と
思いました。
しかしその人の意識は時と共に遠のいていきます。
・・・救助はいまだに来ていません・・・
・・・救助はもう間に合わないかもしれません・・・
「あぁ・・・もう死ぬのだろう」
その人にとってそれだけがこの先の事実であるのでしょう。
死ぬときには自分の過去が走馬燈のように思い出されるなんて言われてきましたが、
そんなことは無いのかもしれません。
「死にたくない」、その思いは生の希望がある時にのみ考えることだと判りました。
今はもう「死にたくない」と言う思いよりも、誰かに何かを「伝えたかったこと」、
それだけが頭の中に思い浮かんでいます。
あの人に「ありがとう」
あの子に「ごめんね」
そして誰かに「頼んでおきたかったこと」もある
「ああしておけば良かった」
「あれはこう処置しておけば良かった」
今更ながら後悔してももう遅いとは判っているけど。
大切な人には「ああして欲しい」と考える。
これからの時を「こう生きて欲しい」と望む。
その人の命がここで終っても、その人がいたことは遺された人たちにとっては過去の一つに
なるだけなんだから。
「自分のことは思い出の一つにして「新出発をして欲しい」とその人は思うのか。
いや・・・出来ることならば「忘れないで欲しい」。
が、それを言うのはよそう。
「自分の死を乗り越えてくれないと、遺された人は前に進めない」
でも、その人の思いはもう何事も誰にも伝えることは出来ない。
もうすぐ、その人にとってのこの世は終りになるだろう。
世界中で一番伝えたかった人にはもう何事も伝える術がない。
「悔しいなぁ」
「悲しいなぁ」
「困ったな・・・」
その人の意識は遠のいていく・・・「もう、目を閉じても良いのかな」
もう、痛みも何もない・・・そしてその人の意識は無になった。
その人にとって大切な人が病院に来た。
大切な人はその人の回復を祈る。
到底叶わないことだとは理解をしていても、そうせざるを得ない。
その人は眠り続けてる。
けっして目は覚めることもなく、最期の時までそのままであろう。
その人とはもう会話はできない。
そう理解をしてからは、その時になってはじめてその人に聞きたかったことが山のように湧いてでる。
私といてあなたは「幸せでしたか?」
私はあなたにとって「どんな存在でしたか?」
いつ、「どんな時が楽しかったですか?」
「私は幸せでしたよ」とも伝えたい。
大切な人は、どの時が「楽しかった」、「嬉しかった」と語りかけています。
私の言葉はあたなに聞こえていますか?
「聞こえているならぱ、ほんの少しでも良い、微笑んでみてください」
「意識のないその身体のどこかで合図を出してください」
~私は必ずあなたの合図に気が付きますよ~
どこかで醒めている私の心には一縷の望みさえ叶わないのは判ってるんです。
~あなたはもうすぐ息を引き取るのでしょうね~
その後に遺された私はどうしたらいいのですか?
~あなたは答えないのならば~
今すぐ世界中の誰にだって聞いてみたい
~私はこれからあなたのためにどうしたら良いのですか?~
誰か教えて欲しい、お願いします。
~あなたが教えてくれたら簡単なことなのに~
おねがい、誰でも良いから私の疑問に正しい答えをください。
~もちろんあなた以外からの答えは正しくない~
私のその葛藤の最中、その人は私を置いて亡くなります。
~もう話せない もう感じられない~
霊って存在しますか?今、あなたに付き添ってる私の隣にあなたはフワフワと存在していますか?
もし霊が存在してあなたがここにいるのならば教えて欲しい事があります。
「私はどうしたらいいのですか?」
「これからのあなたのために私は何が出来ますか?」
「そうそう、あなたに預けていた私のあれ、どこに置いてるのかな(微笑)」
私には霊は感じません。
あなたも霊は信じていませんでしたね。
棺桶の蓋を閉じるその瞬間が来ました。
私はあなたの顔を二度と見られなくなります。
あなたに逢えるのはこれで最期です。
どうしましょうか?
もう、あなたの話をすることは出来ませんか?
~この先ずっと私は一人ですか~
私たちのこと、これからは私が一人で決めなきゃならないのですね。
その答えが、あなたの望むことなのか、それが私には判りませんけど。
~私が決めていくのですね~
あれから多くのことがありました。
今ならば本当に望みます。
霊があるならば、天国があるのであれば、いつかあなたに聞きに行きたいです。
たった一言だけでいいんですよ。
~あれはそれでよかったですか?~
きっと「それで良いと言ってくれると信じていますけどね」
~でも、私はいつでも葛藤しています~
あれで良かったのかな・・・
それからしばらく経って手紙が来ました。
差出人はあなたからでした。
あなたはわたしと考えることは同じだよ だからそれで良い
と、そして「ありがとう」とも書いてある。
その後にあなたが書いていることは・・・(微笑)
キキィーッ(ブレーキ音)・・・ガチャン(衝突音)。
その人は車の中に下半身を挟まれて取り残されました。
気が張っているからでしょう、その人は不思議に痛みを感じていません。
しかし、挟まれている下半身には車の鉄板が食い込んでおり、たくさんの出血をしています。
その人は「助けて欲しい」と思っています。
「自分は助かるのだ」と信じたいのですが・・・その希望はやがて
消えていき、次第に「それ以外のことを考えなければいけない事がある」と
思いました。
しかしその人の意識は時と共に遠のいていきます。
・・・救助はいまだに来ていません・・・
・・・救助はもう間に合わないかもしれません・・・
「あぁ・・・もう死ぬのだろう」
その人にとってそれだけがこの先の事実であるのでしょう。
死ぬときには自分の過去が走馬燈のように思い出されるなんて言われてきましたが、
そんなことは無いのかもしれません。
「死にたくない」、その思いは生の希望がある時にのみ考えることだと判りました。
今はもう「死にたくない」と言う思いよりも、誰かに何かを「伝えたかったこと」、
それだけが頭の中に思い浮かんでいます。
あの人に「ありがとう」
あの子に「ごめんね」
そして誰かに「頼んでおきたかったこと」もある
「ああしておけば良かった」
「あれはこう処置しておけば良かった」
今更ながら後悔してももう遅いとは判っているけど。
大切な人には「ああして欲しい」と考える。
これからの時を「こう生きて欲しい」と望む。
その人の命がここで終っても、その人がいたことは遺された人たちにとっては過去の一つに
なるだけなんだから。
「自分のことは思い出の一つにして「新出発をして欲しい」とその人は思うのか。
いや・・・出来ることならば「忘れないで欲しい」。
が、それを言うのはよそう。
「自分の死を乗り越えてくれないと、遺された人は前に進めない」
でも、その人の思いはもう何事も誰にも伝えることは出来ない。
もうすぐ、その人にとってのこの世は終りになるだろう。
世界中で一番伝えたかった人にはもう何事も伝える術がない。
「悔しいなぁ」
「悲しいなぁ」
「困ったな・・・」
その人の意識は遠のいていく・・・「もう、目を閉じても良いのかな」
もう、痛みも何もない・・・そしてその人の意識は無になった。
その人にとって大切な人が病院に来た。
大切な人はその人の回復を祈る。
到底叶わないことだとは理解をしていても、そうせざるを得ない。
その人は眠り続けてる。
けっして目は覚めることもなく、最期の時までそのままであろう。
その人とはもう会話はできない。
そう理解をしてからは、その時になってはじめてその人に聞きたかったことが山のように湧いてでる。
私といてあなたは「幸せでしたか?」
私はあなたにとって「どんな存在でしたか?」
いつ、「どんな時が楽しかったですか?」
「私は幸せでしたよ」とも伝えたい。
大切な人は、どの時が「楽しかった」、「嬉しかった」と語りかけています。
私の言葉はあたなに聞こえていますか?
「聞こえているならぱ、ほんの少しでも良い、微笑んでみてください」
「意識のないその身体のどこかで合図を出してください」
~私は必ずあなたの合図に気が付きますよ~
どこかで醒めている私の心には一縷の望みさえ叶わないのは判ってるんです。
~あなたはもうすぐ息を引き取るのでしょうね~
その後に遺された私はどうしたらいいのですか?
~あなたは答えないのならば~
今すぐ世界中の誰にだって聞いてみたい
~私はこれからあなたのためにどうしたら良いのですか?~
誰か教えて欲しい、お願いします。
~あなたが教えてくれたら簡単なことなのに~
おねがい、誰でも良いから私の疑問に正しい答えをください。
~もちろんあなた以外からの答えは正しくない~
私のその葛藤の最中、その人は私を置いて亡くなります。
~もう話せない もう感じられない~
霊って存在しますか?今、あなたに付き添ってる私の隣にあなたはフワフワと存在していますか?
もし霊が存在してあなたがここにいるのならば教えて欲しい事があります。
「私はどうしたらいいのですか?」
「これからのあなたのために私は何が出来ますか?」
「そうそう、あなたに預けていた私のあれ、どこに置いてるのかな(微笑)」
私には霊は感じません。
あなたも霊は信じていませんでしたね。
棺桶の蓋を閉じるその瞬間が来ました。
私はあなたの顔を二度と見られなくなります。
あなたに逢えるのはこれで最期です。
どうしましょうか?
もう、あなたの話をすることは出来ませんか?
~この先ずっと私は一人ですか~
私たちのこと、これからは私が一人で決めなきゃならないのですね。
その答えが、あなたの望むことなのか、それが私には判りませんけど。
~私が決めていくのですね~
あれから多くのことがありました。
今ならば本当に望みます。
霊があるならば、天国があるのであれば、いつかあなたに聞きに行きたいです。
たった一言だけでいいんですよ。
~あれはそれでよかったですか?~
きっと「それで良いと言ってくれると信じていますけどね」
~でも、私はいつでも葛藤しています~
あれで良かったのかな・・・
それからしばらく経って手紙が来ました。
差出人はあなたからでした。
あなたはわたしと考えることは同じだよ だからそれで良い
と、そして「ありがとう」とも書いてある。
その後にあなたが書いていることは・・・(微笑)
Posted by ありがとうレター at 10:00│Comments(0)
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